南東オーストリアの大手水産物輸出業者は、世界的な需要の高まりに対応するため、生産能力を増強する必要があった。同社は、加工工場の近くに2000平方メートルのブラスト冷凍冷蔵施設を新設するよう、エンジニアリング請負業者に依頼した。
この高スループット施設では、エビ、サーモン、その他の魚介類を急速冷凍するため、-25〜-35℃の厳しい温度管理が要求された。アンモニア冷凍トンネルを組み込んだ特殊な冷凍システムが設計された。正確なエアフロー管理と自動化された棚により、効率的な材料の流れが可能になった。断熱サンドイッチパネルの壁と天井は、優れた断熱効果を発揮した。
工事は4ヶ月で予算内に完了した。現在は稼働しており、同社の冷凍能力は30%、輸出量は年間25%増加している。